ウォーキングは筋トレになるか?
|前回は、ロコモ危険度チェックを
行っていただきました。
結果はいかがでしたか?
このチェック項目に、ひとつでも該当した方は、
ロコモの危険性がありますが、
特にわたしが注意していただきたいと
思っているのが、”運動している人”です。
ロコモ危険度チェックは、
主に脚の筋力低下に関連した項目が
用意されています。
運動しているの人の中には、
ウォーキングを毎日のように
行っている方もいると思います。
このような方が、チェック項目に該当したら、
「運動しているのになんで?」
って考えると思います。
しかしこれは、
十分あり得ることなのです。
筋力を向上させたり、筋肉をつけるには、
自分が持ち上げられるもっとも重い重さの、
65%以上の重量が必要となります。
65%以上の重量を回数にすると
20~30回程度。
つまり、20~30回よりも多くこなせるような
トレーニングでは、筋力向上や
筋肉をつけるには効果的ではないのです。
ではウォーキングはどうでしょうか?
脚の運動で考えた場合、40歩(片脚各20歩)で
きついなんてことはありえませんよね?
つまりウォーキングは、負荷が弱すぎて、
筋力向上や筋肉をつけるには不十分なのです。
筋力アップや筋肉をつけるには、
もっと負荷をかけた筋力トレーニングが
必要となります。
ただし、ウォーキングを行うことに、
意味がないわけではありません。
ウォーキングには、全身の持久力を向上させ、
疲れずらい体を作ったり、余分な脂肪を減らす
などの効果があります。
今ウォーキングを行っている方は、
これからも続けながら、
筋力トレーニング(特に脚)も
同時に行っていきましょう。
いつまでも自分で歩ける元気な体を
つくっていきましょう!
最後までお読みいただき、
誠にありがとうございます!