膝痛の人が間違いやすい筋トレのポイント
|
前回は、
「膝に負担をかけない体の使い方」
についてお話しました。
体の使い方、特に姿勢の崩れは、
日常生活の中で非常に長い時間、
筋肉や関節などへ負担をかけていきます。
そのため、姿勢や動作の分析が
できる専門家にチェックしてもらい、
姿勢や動きを改善しいくことが
膝痛を予防するために重要となります。
復習はここまで、では今回のテーマ
「筋力アップ」について話していきます。
膝が痛い方は、病院などで、
太ももの筋力アップを
すすめられると思います。
太ももの筋肉、特に前側の大腿四頭筋は、
膝関節の動きをサポートします。
※下のイラスト参照
photo credit:pg 206 Thigh Muscles / perpetualplum
そのため、この筋肉を鍛えることで、
膝への負担を減らすことができます。
ただし、”どうやって鍛えるか“が
非常に大切です。
具体的には、次の3つを
適切に選ぶ必要があります。
1:種目
2:負荷
3:頻度
まずは1つ目の【種目】。
種目は、”どのくらい動けるか“
によって変わってきます。
たとえば、膝が痛くて体重を
まともにかけられない場合は、
脚に体重をかけない
トレーニング種目を行います。
また、体重はかけられるけど、
膝があまり曲がらない場合は、
膝をあまり曲げない種目を選びます。
このように個人個人のカラダの状況に
合わせて、トレーニング種目を選ぶ
必要があります。
そして、
状態が良くなってきたら、
種目を変える必要もでてきます。
特に、脚に体重をかけないで
トレーニングしていた人は、
膝の状態が良くなり、
体重をかけられるようになったら
種目変更が必要です。
生活の中では、「立つ」「歩く」「しゃがむ」など、
足裏を地面について動作することが
ほとんどですよね。
足裏をつき、脚に体重をかけながら行う
トレーニングでないと、こういった動作に
必要な筋肉はつきません。
少しづつレベルアップして、
種目を変えていくことが必要です。
さらに、太もも前側の筋肉だけでなく、
お尻や太ももの後ろ側など脚を動かす筋肉や、
姿勢を保持する筋肉も、膝の動きに関係してきます。
「膝痛い=太もも前側の筋力トレーニング」
ではなく、姿勢や全体的な動きをみて、
必要な種目を選ぶことが大切です。
では今日はここまで、続きは次回。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!